思えば遠くにきたもんだ

ニコマスPデビュー2周年ですって奥さん




「というわけで、ニコマスPデビュー2周年ですよ」
「おめでとうございます……で、なんで私がここにいるんですか?」
「いやさ、俺一人で喋ってもまったく華がないじゃん?」
「仕事があるので(」
「ちょ、ちょっと、待って!ね、お願い!後で、何か奢るから!」
「……ほう」
「……あまりお高いところでなければ」
「予算は?」
「ランチで1.5kまでなら」
「3k」
「2k」
「じゃあ、それで」
「商談成立と。で、茶番はこれくらいにしておいてだ」
「今までのことを適当に振り返るから、適当に相槌入れろと」
「Exactry(その通りでございます)」


「まぁ、デビュー当初の頃は黒歴史にしたいんだがなぁ」
「誰だってそうじゃないの?処女作で大ヒットしてるPもいるけどね」
「そういう人は違う所で悩めばいいと思うの」
「今から考えると、本当に勢いだけで作ってますね」
「まぁなぁ。若かったんだなぁと思うしかない」
「ペースも早いですねぇ」
「仕事落ち着いてたからな」
「で、普通のPV作り始めると」
「うん、面白かったなぁ。動画編集なんてまったく経験したことが無いジャンルだったし」
「で、今に至ると」
「随分吹っ飛ばしたけど、大体あってるのが何とも言えん」
「だって、詳しいこと聞いても答えてくれませんよね?」
「うん」
「即答するな」
「はい」
「それはさておき、影響受けてるPさんとかいるんですか?」
「弓削PとwyrdP」
「ほほう」
「もっぱら弓削Pにはキャラクター観を、wyrdPにはその外大抵の物を」
「なるほど……あっさりと喋りましたね」
「いや、これはオフであった人には喋った事があるし何回か公言してるしなぁ」
「ふむふむ、後何か喋りたいことは?」
「特に無いなぁ。こうやって記事にするならだけど」
「?」
「あ、これはこっちの話。とりあえずこんな感じかなぁ」
「本当大雑把にしか振り返ってないですね」
「まぁ、そんなもんでしょ」


「じゃあ、3年目の抱負など」
「全然考えてないなぁ。いつも通り動画作るぐらいかなぁ」
「一部で旅m@sなんてDo-Dai?とか言われてますが」
「メンドイ」
「即答するな」
「はい」
「で、ちゃんとした理由は?」
「バイクに乗るのが楽しいからバイクに乗るのであって、動画を作るためにバイク乗るのは嫌だ」
「……ちなみに先日バイクで名古屋まで行ってニコマスPに会ってきてるのも」
「バイクに乗れるから」
「……」
「もちろん、オフがついでとは言わないけどさ」
「どんだけバイク好きなんですか」
「例えば、律子にタンデムでどっか連れて行って下さいって言われたら、まずバイクの免許とってこいって言うレベルで好き」
「分かりづらい……」
「幾ら律子に頼まれてもこれだけは譲れんのじゃ……」
「何故いきなり遠い目をするんですか、後、タバコをさり気なく吸わないように」
「えー、窓開けて換気してるのに」
「まぁ、今回は2周年ということで許します」
「ありがたやありがたや」
「というか、私がバイク乗ろうとしても止めないんですね」
「うん、まぁね」
「ちなみに、何でか聞いてみても?」
「んー、少なくともさ、自分の金と責任でどうこうする分には、どうしようもないじゃん」
「はぁ」
「もちろん、相談とかには乗るけどさ」
「……んー、よく分からない人ですね」
「バイクが好きすぎるだけだよ」


「ていうか、この雑談、いつまで続けるんですか?」
「んーと、何か喋ってない事あったかなぁ……」
「直近のイベントだと、夏のお祭が控えてますけど?」
「あー、何個かは作るつもり」
「なるほど」
「あ、そうだ。最近、お姫ちんが面白くてな」
「……ほう」
「いや、7thライブでの風花にやられてなー」
「……」
「うちの選曲だと、貴音の影のある感じやミステリアスなところがうまくはまりやすくて」
「……」
「タッパもあるし髪長いから、動きも独特の感じ出るしなぁ」
「……」
「……あの、律子さん?」
「……なんでしょう?」
「……もしかして、怒ってる?」
「怒ってませんよ?」
「即答!?しかも、目が笑ってないし!」
「……まぁ、四条さんの方がスタイルもいいし綺麗だし、私みたいな野暮ったい寸胴な子よりはいいんでしょうね」
「お前、それ千早の前で言うなよ。本気で血の涙流しかねんぞ」


「さて、いい感じにまとまりがつかなくなってきてるのでそろそろお開きかねぇ」
「そうですね。今度の奢り、どこにしようかなぁ」
「気が早いな、おい」
「何にします?」
「律子の食いたいもんでいいよ」
「何という……」
「いや、そのために奢るんだしなぁ」
「それもそうですけど」
「それにうまい日本酒と肴がつまみたいって言い出すのが」
「分かってますから」
「まぁ、適当に選んどいて。スケジュールは調整するから」
「はいはい、分かりました」
「じゃあ、今日はお疲れー」
「はい、お疲れ様でした。ちなみに周年記念動画とかは?」
「そんなもんはない。あったら、とっくに公開してる」
「ですよね」


そんな茶番