Damehumanoid's guide to ProgRock live album

要は、だめひゅさんにささげるプログレライブアルバム10選ということで。
趣味丸出しなので、文句は言わないように。


以下格納




1.KingCrimson『Cirkus: The Young Persons' Guide to King Crimson - Live』

Cirkus: The Young Persons' Guide to King Crimson - Live

Cirkus: The Young Persons' Guide to King Crimson - Live

まぁ、いきなりですがクリムゾンのライブ集です。
69年から96年までのライブ音源を網羅した初心者にオススメしたいアルバムです。
演奏の質はもちろんの事ながら、年代や演奏順を入れ替えた上できっちり編集してあるのが地味に鬼。
最初聞く時、真面目に騙されるかも。
各年代の有名曲を集めてるので、ベスト盤としても最適。


2.YES『Yessongs』

イエスソングス

イエスソングス

お次も有名どころですが、YES黄金期のライブアルバム。
ぶっちゃけて言えば、これさえ聞いてればYES聞いたことがあると言っても過言ではない(誇張表現)
とはいえ、スタジオ盤と聞き比べて楽しみたい所。
YESのライブは、完成されたスタジオ音源をいかにいかにライブアレンジしていくかという職人集団の技が見所。
もちろんトチってたりするのはご愛嬌。というか、ちかたないとしか言いようが無い曲ばかりだし。


3.EL&P『Welcome Back My Friends to the』

Welcome Back My Friend

Welcome Back My Friend

また大御所ですが、EL&Pの(やっぱり)全盛期のライブアルバム。
ただ、演奏自体はいいとは言えない所もあるのですが……(同時期でもっといい演奏はオフィシャルブートレグで聞ける)
とはいえ、ノリにノってる3人の演奏が詰まっているのも確か。
激速「ホウダウン」から始まり「聖地エルサレム」「トッカータ」「タルカス」と全力で飛ばし、〆に「悪の経典#9」。
これでブチ上がらなかったら、か……漢じゃない。


4.Genesis『Seconds Out』

Seconds Out

Seconds Out

さて、Genesisです。76〜77年のまだスティーブ・ハケットがいた頃のライブアルバム。
zeitさんも記事で言ってましたが、この頃は評価がいまいち定まらない所ではあるんですが、
少なくとも演奏技術的にはほぼ完成されており、曲も叙情的で影のあるファンタジーな良曲がそろっててかなりオススメ。
Genesisのライブは、スタジオ音源に余裕を持たせライブでお釣りを入れる(特にフィル・コリンズ)のが特徴的。
後は、メドレーがうまいんですよね。この後のセットリストに入ってくる「In The Cage」メドレーとか。
ピーガブ時代や3人になってポップになった頃しか知らないと言う人にマジオヌヌメ


5.Gentle Giant『Playing The Fool』

Playing the Fool: The Official Live

Playing the Fool: The Official Live

さて、もう少し奥地へ。技巧派の雄、Gentle Giantのライブアルバム。
スタジオ盤も十分変態的なのですが(誉め言葉)、ライブ盤は輪をかけて変態。
歓声が無ければ、別アレンジをスタジオで録ってるんじゃと思うぐらいの完成度。
しかも、良く聞かないとスタジオ盤との違いが分からないという恐ろしさ。
あれです、レースで速い車がスムースに走るせいで、一見速く感じないような。
しかも、聞き味はそんなに重くないという不思議なアルバム。


6.PFM『Cook』

COOK

COOK

所変わって、イタリアンプログレの大御所PFMのライブ盤。
こちらも全盛期のパフォーマンスをきっちりと収めたいいアルバムです。
キーボードソロでクラシックからの引用があったり、ジャズロック調のオリジナル曲など、
バンドの基礎というか影響をどこから受けたかと言うのが分かりやすいのも、面白いところ。
緩急というか静と動の絶妙なバランスをお楽しみください。
後、非常に聞きやすいので(超重要)


7.Focus『Live at Rainbow』

ライヴ・アット・ザ・レインボー

ライヴ・アット・ザ・レインボー

オランダの変人集団(誉め言葉)のライブアルバム。
「Hocus Pocus」のイメージが強すぎるFocusだけどアレだけが例外であって、
どっちかというとブルージーとかクラシカルとか結構聞かせるタイプの曲の方が多いのよ?
ちなみにベストアルバムと言っても過言ではない曲のラインナップです。
超キレキレのヤン・アッカーマンのギターがうなるんですが、本当この人のカッティングは異常(特に「Sylvia」)
例によって、全盛期をちゃんと切り取った名盤です。


8.MAGMA『Magma Live - Köhntark』

ライヴ (紙ジャケット仕様)

ライヴ (紙ジャケット仕様)

ちょっと趣向を変えて、唯一無比のフランスのバンドMAGMAのライブ盤。
いや、言葉にしづらいのです、これの圧倒的な迫力は。
聞かず嫌いと言う言葉があるとするなら、そんなのはいいから聞けと。
聞いてダメなら諦めるけどね。
MAGMAのリズム隊は鬼神のようである。


9.Rush『R30

R30 30TH アニヴァーサリー・ワールド・ツアー [DVD]

R30 30TH アニヴァーサリー・ワールド・ツアー [DVD]

これだけ、DVDなのは勘弁な!
Rushの結成30周年記念ワールドツアーを収めたDVD。
選曲も各年代から広く収めてるので、ベスト盤にちかいラインナップ。
そして、とてもじゃないけどトリオ編成とは思えない重厚さと精緻さ。
演奏自体も、キャリア相応には落ち着いてはいるけどメリハリの利いてて非常に良い。
本当、聞き易いのよねん。


10.四人囃子四人囃子'73』

ライヴ・アルバム’73 四人囃子(完全版)(紙ジャケット仕様)

ライヴ・アルバム’73 四人囃子(完全版)(紙ジャケット仕様)

最後に、日本のバンドから四人囃子の初期のライブ盤。
素直に言ってしまえば、音質も良くないし演奏は荒さが目立つし。
けれど、73年当時を切り取った貴重な資料であるのは確か。
当時プログレどころかロックすら存在が怪しかった中、
これだけの曲を演奏していたのはオーパーツのようにも思える。
そういう意味では、紹介してもいいアルバムかと。


こんな感じで。20選にしようかと思ったけど面倒一気に紹介しても難しいしという理由にて10選に。
本当に有名どころかつ入手しやすい(ここ重要)物を選んだので、
「これが入ってないとか!」とか「ふざけんな!(迫真」とか色々あるでしょうが、ちかたないね。
でわでわ。